あの日のあなたに逢えたなら/
bjorn
昔からの友達は
あの夜ひとりの男になって
私はそれに戸惑って
言葉の刃を投げつけた
肌と肌で交わす何かに
身をゆだねるのは怖かった
あの日のあなたに逢えたなら
どこからやり直せばいいだろう
愛を確かめるために
あなたは触れ合うことを求めて
私はその言葉に囚われて
ただ愛すると聞きたくて
伝える術が違っていたから
二人の思いは宙を彷徨い
相手に届くはずもなく
果てない空へと消えてゆく
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