あの日のあなたに逢えたなら/bjorn
 
昔からの友達は
あの夜ひとりの男になって
私はそれに戸惑って
言葉の刃を投げつけた

肌と肌で交わす何かに
身をゆだねるのは怖かった
あの日のあなたに逢えたなら
どこからやり直せばいいだろう

愛を確かめるために
あなたは触れ合うことを求めて
私はその言葉に囚われて
ただ愛すると聞きたくて

伝える術が違っていたから
二人の思いは宙を彷徨い
相手に届くはずもなく
果てない空へと消えてゆく

戻る   Point(2)