旅路の果てに/Lucy.M.千鶴
ひとは 時を 生きる 旅人
もう 生きてるのも嫌で
死ぬのも 嫌で
生まれてこなければ良かった
なんて 思うのは
誰もが 同じ だろうか・・・
そんな時でも
心は勝手に
この先も 生きる方法を 探している
ひとはみな
同じだけの
苦しみと
同じだけの
悲しみと
同じだけの
喜びを
あじわう
早くして 天に召されるひとは
普通のひとが 80年かかって
悟ることを
その年齢で 悟るから
めぐってくる順番とタームが違うだけ
みんな 一緒。
生まれてこなければ良かった
なんて 思った そこの きみ
旅を放棄してはいけない
きみが 若ければ なおさらだ
ひとの 一生なんて
この大宇宙の いとなみの 中では
ひとすじの 星屑
天命をまっとうし
旅の終わりに
「ああ、おもろい 人生やった」
そう 云える ように
旅を続けようじゃないか
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