秋夕/
朱華
薄く透き通る夕空を眺め
流れゆく雲に
明日の天気を占う
秋の日の短い夕暮れ
ふとよぎった影と
ふわり通り過ぎた風に
さらわれた涙
深まる緋色
今日の私をわずかにとかし
少し軽くなった気持ち
切ないほど真っ赤に染めて
私は貴方に恋い焦がれてる
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