交差点/
 
僕は
間違っていたよ

両手を掴んだからといって
それが君だったという根拠を
説明することなんて
できやしないんだ

どこから自惚れていたんだろう

向き合っていた時には
見えなかった背中が
同じ方向を
見据えたとたん
こんなにも差違を
感じさせてくるなんて

いつか 僕が
矛盾を口にする時が来る
それを 君が
聞き流すと知ってしまった

平行線だと思っていた道は
あの時 交わり
今は開いて行くばかり

僕は
間違っていたんだ
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