ブラックジョーク/ホワイトノイズ/あおば
うに祈る
見つからないようにしても
いつのまにか
頬白鮫が押し寄せて
みんな処分してくれる
撃沈されて
爆撃機が居なくなり
救助の味方の駆逐艦が到着した頃は、
波間は穏やかで
微かにオイルが浮いているばかり
激しい戦の気配も消えて
誰もいない静かな海は
帰る人のない
バンガローのように
ひっそりとして
貿易風が立ち寄る気配もない
幼いカンガルーの住み処には
丁度良いかなと
猫のような顔をした
いつでも故意の
ホワイトノイズが呟いて
避け癖の悪い
ブラックジャックに絡まれて
腹が立ったからと
一日中逆立ちをしていたのが
今の亭主
大人しいけど
怒ると怖い
そんな台詞はお腹に納めて
日向の仔猫をなでている
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注釈
舟 → 船、の変換ミス
いつでも故意の → いつでも来い、の変換ミス
避け癖の悪い → 酒癖の悪い、の変換ミス
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