沐雨/アマル・シャタカ
 
木が二つないと
涙を流して君を想っても
「淋しい」にはならないから
声に出しても言えず

たった一人
君を想う僕は
悲しみを沐す

恋しい恋しいと降る雨に
根腐れしそうになりながら
君への想いは
黙して語れず

地に染む水に
想いを託す

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