夏に向けて/さき
 

毎日風呂上りにビール飲みながらエクササイズって
呪われているわね
さようならしたいのは
思いだけではない
エクササイズではどうにもならない
重い自分

甘えないから甘えないで
ついでに嘘つきな私を許してください
結婚式の招待状
無神経さに憧れた
私の神経まだ死にません
夢であれば良いと
現実までも夢に変え
貴方に無実の罪を着せ
記憶の中で極悪非道の人にした


だから梅雨よりも夏
貴方の畏まった顔よりも
知らない人の焼けた笑顔を探しに行くの
洗濯物が終わったら虫篭持って
あの夏のサンダルとは違う
低いヒールのサンダル履いて
夢の後先とは違う現実

私の誕生日
そういや夏だったね





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