明け方の街はセピア色/プル式
楽しかった時間が過ぎ
さようならの時間が訪れる
いつまでもこうしていたいと
切り無く思ってしまうけれど
やがてさようならの時間
僕等はさようならをしたけれど
嫌いだからじゃなくて
君がさよならをしたのはきっと
シンデレラの時間だから
僕がさようならをしたのはきっと
蛙の王子様だから
お互いに本当の姿は
見せちゃいけないから
僕等はそうしてまた
楽しい時間を探すために
遊園地を探して
旅に出る
きっともうすぐ
夜が明ける
例えばそこが
思い出の地であったとしても。
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