ぽえむ君−翼空−/ぽえむ君
 
ぼくは詩を書きたい

下を向いていたら
いつまで経っても
上がわからない

今日もまた

朝の散歩をしていると
空の翼に出会いました

空に翼が羽ばたいている
ゆっくりゆりっくり
その翼をはためかせ
広い青空を
どこまでもどこまで
滑らかに飛んでいる

白い大きな翼は
暑い大地に住む生き物に
安らぎと休息を感じさせ
再び空の先へと
緩やかに飛んでいく

その翼は物質だけではなく
夢や希望も
今も未来も乗せて
遥か遠い大空の向こうへと
はためき羽ばたき駆けていく

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
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