詩とメルヘンと私/umineko
今よりもずっとずっと前…詩を書きはじめてしばらくの頃、友人から「雑誌に投稿してみない?」って言われた。彼女はその何年か前に「詩とメルヘン」という雑誌に掲載されたことがある。掲載されたその詩にはイラストがつき、その華やかなカラーの紙面と相まって、なんだかきらきらしてた。「ねえこれ私じゃないみたい」と、彼女はくすくす、笑った。
それから何回か投稿したけれど、まったく感触がないっていうか、雑誌から愛されているという気配がさっぱり感じられなかった。何度か掲載を果たしているネット友だちに、(ぜんぜーん、脈がないんだけどー)ってぶーたれたら、(うみねこさん、メルヘン書かなきゃ。メルヘンじゃないと駄目みた
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