KOKORO/シュガー・ソレイユ
 
それは壊れやすいものでできていた

シャボンの玉のように
危うげに
きらきらと
風に舞いながら
全てに優しく見えた

時には硝子のように
透明であったり
曇ってしまったり
一度壊れてしまったら
粉々に・・・
鋭く・・・

あるときには
鏡で
醜い姿を映し出し
己を破壊させるように
仕向けてみたり

自然界のように
どっしりと
たおやかに
永遠に思えても
生きるエネルギーに溢れながら
少しずつ
ズレを生じ
崩れていく
破滅の恐怖

宇宙のように
未知数で
無限のようで
誰も真実を
見た者はいない

水晶のように
見えない未来
[次のページ]
戻る   Point(4)