短編詩集/
たかよし
「鳥の目」
飛翔する生物から見た
海の群青 空の水色
僕はその視点で見てみたい
孤独な旅を続けたい
「祈り」
ギリギリで生きてる病苦と貧困
ほんの僅かでも逃れたい
雲間に漏れる一筋の日の光を信じたい
神様と呼べる者が存在するなら祈りたい
「テレビ」
テレビに寄生する惰性
画像が捻じれる電磁波
昆虫のような視聴者達
贋作のアニメーション
滅びるゆくブラウン管
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