笛/
green ink
まだ世界が眠っている頃
ふと眼を覚ました
静かな声で僕を呼ぶ
僕自身の声
僕は歩き出そうとしている
何処にも行きたくないのに
雨が熱した世界を冷まそうとしている
僕が歩いている事を誰も知らない
僕がいない事を誰も知らない
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