いちにちのゆくえ/ゆりこ
 
た」
なんてさけんでいた

だけどおひさまはやっぱりわらっていた

たったひとりをあいするためにうまれるほど
にんげんはたんじゅんなものではないのだと
たったひとりをあいするためにうまれたのでは
にんげんはなみだをながすことはできないのだと

そういっておひさまはむこうのやまにしずんでいった

きのうがおとといに
きょうがきのうに
あすがきょうになったこと

わかったのは それだけ

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