暗い日曜日/六崎杏介
螺旋の血液を行く帆船の完成を漫然とオーク材の机で幾重も罪状を
重ね、殺めた朝の反・セカイ的な光を反射する鏡面のボールに怯え
小声で覚えたての遠吠えを反芻する、タンスの関数の誘うダンスと。
「狂うと足ると 籐のタンスに花咲くルルド
降る雨と繰るる土星のタンゴ 反語のフラッグ振るアルト」
頸を刈ると、アパートにルルドを枯らす鴉のガラスの嘴、環状の晩鐘に!
―――ウ,r.rゥ、℃ナァ-るウィカ、s,ウワロー・ハロー,rl..ウii,ィ架シタ!
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