街/
 
街十夜である

さびしさのかたまりとぶつかりあう
場所

たいしたことないと
みんなが強がり

たいしたことないと
みんなが慰め合い

たいしたことないと
これくらいどうにでもなると

思っていた日

僕らは何度も何度も

何度も

乾杯をした


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