音/
民
いつもと違う道を通った朝
雨にぬれるゴミ置き場
あこがれの大きなゲーム達が
まるで泣いているかのようで
立ち止まって
ドキドキした
帰りに傘はいらなくて
涙は乾いてたけど
笑ってはいなかった
忘れてしまうでしょう
と
言われたようで
苦しくて
ドキドキした
忘れないよと
うたつた
晴れた空と
雨の音が
まざり合って
むらさきのふりかけ
夕方の
僕を
街を
雨が
少し
おいしくした
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