時間/
黒花
ずっとうらやましかった
大きなヒナだなとおもい
見上げてた
いっぱい顔あげてるのに
後ろ姿しか見えず
どこかに行ってしまうことをただ
見守るしかなかった…
きっと何年かたち
あなたがこの場所に帰ってくるとき
わたしはもういない…
そんなことをずっと考えてた…
消える日がこないといいのに…
ただ待つことを考えれば早いのに…
なぜ飛びたいのか…
わからない
今はただ…
大きなヒナとの時間を…
大切にしたいとおもう…
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