まち/
加藤 ココ
僕が飲んでるジュースを、パパが、ちょうだいといってきた。
1つ、2つ、と心の中で数えた。
まだ、僕にジュースを返してくれない。
僕は、パパが飲んでるジュース缶を何もいわずつかまえた。
パパは、その手をそっとはらった。
もう一度、ジュース缶をつかまえた。
パパは、やさしくジュースかえしてくれた。
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