暗い日曜日/六崎杏介
 
のジョーカーを意識下へ落とす沈静化学薬品
の苦味、茶色い染みを映す鏡の中心の幼児や魚や世界卵の白身が沸騰する
という妄想を放送する少年期の私(達)のピラミッド、傾斜・46度の輝きが
詠んでいるコラールのコンコルド、音よりも速く窓の外に月が昇るよりも早く乾く
レインコートの臭いが怖いというマジナイを呟き、羽ばたきだす蝙蝠に近い
視界の中の誓いと祝福らの子守り唄を聞いている午後6時66分、天使が私を。

(アアu.rr、ウィカ・ウィカ 擦弦スル、rrウゥル!
   万象ノ晩鐘ゥww.oォウr rrルレ、アアu.rr、ウィカ・ウィカ!)



炸裂した喝采と淡彩のイコン画を結ぶ繊細なナイフ、祝祭を!



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