宇宙の大小/
シホ
日々、邁進するヒトの社会
縮こまる手足を折り曲げて。
ひびわれる窓ガラスの何万枚
千千にちぎれる宇宙の意が儚げで
ただれるような煩雑さの中
かがんで感覚の確かさを嗅ぐ。
唯、意志する主体といういかがわしさか
鏡が割れるようにして虚像をはぐ
物語の始まりは遠くて近く
時なきところ
そして終わりを僕らは知ってる
ものというものの全て
解きはなつ
その宇宙の大小を僕らは測りにゆく
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