何かの歌詞/瀬冬翼流
あの街に僕は用があるんだ
ねぇ君に会いたいんだけれど
今から行ってもいいかい?
こんなに遅くなってしまっては
君は待っていないのではないか
そうやって僕はまた躊躇う
でも今からでも遅くないと
足は走り続けているんだ
心の奥底からは泣き声しか聞こえないのに
君がもう待つ事さえも出来ないと知っているのに
あの建物の階段を毎日昇っているんだ
ねぇ君に会いたいんだけれど
これからずっと待ってていいかい?
風邪なんかどうって事ないさ
ただ待っている
それだけでもいいと思うんだ
そうやって僕は諦めようとはしない
今から待ち続けるのも悪くないと
心は一つの事しか見続けていなかったんだ
君がまた笑いながら僕の前に来る事しか
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