明日というモノ/朱桜天 遊雨
 
明日というものは見えないモノ

明日というものは解らないモノ

明日というものは識らないモノ

今日という安寧から明日という暗闇に放り込まれる人々は

その絶望に涙する

だけど

顔を上げたその瞬間には

その瞳に希望を捉えているのだ

明日というものは見えないモノ

明日というものは解らないモノ

明日というものは識らないモノ

だからこそ

その中に希望があるのだと
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