生きるための祈り/沙羅ルビー
人生の内の覚悟は?
神とは
神はありきや
昔、神を捨てた、か?
我は神から見放されしや?
生きる悦び それなくして尚 生き続ける 。。。
まだ
まだ
まだ
もし、まだ見放されていないのなら
もう一度だけ
心から誰かを愛したい
今までは、愛していたのか
恋か
ノイチゴの花は咲かず
茎ばかり伸び
まるでキリンの様ね
幸せとは何ぞや
生きることとは何ぞや
すべて過ぎてゆく
肌の匂い 女の肌の匂い
部屋に残っていた あの女の匂い
激しい怒り
救いようのない悲しみ 絶望
誰かの言葉 彼女の言葉
明日を願う
全霊をこめて、祈る
もう一度。
記憶
いつか消えるもの
忘れなくてはならないもの 消えないもの
血の色 心の色 夕焼け
夜の風 空の色 空気の温度 エンジンの音
夜毎に町をふらつき
それでもついてくるもの
誰もが 明日を願い 今を生きる
何を求め 悦び どこへ。
愛は、 人に。
どうか、どうか。
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