尾崎君への手紙/ジム・プリマス
 
っかしいところをいつも抱えていた
麻薬騒ぎがあった時
詩が浮かばなくなったと言う理由で命を絶った
ジャック・ケルアックのことを連想して
僕は嫌な予感めいたものを感じた
でも君は立ち直った
だから僕は大丈夫だと思っていた
それから随分と長い間
君の歌を聴かなかったような気がする
君が死んだことを伝えるニュースを聞いた時
嫌な予感が当たっていたことを知った
でもその時、僕は淡い落胆しか感じなかった
でも、こうして君の歌を久しぶりに聴いていると
君が二度と目覚めなくなるまでの間に
色々な場面で
僕は君の歌を聴いていたような気がする
そんなこ
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