メモ1:戯術/六崎杏介
 
想で生じた音が響き合う様に思う。
この現象については今後も色々調べてみたい。

追記・改行やスペースなどで生じる間というのも、音を持たない韻(ライム)といえるかもしれないが、これに関してはおいおい必要になった時に。


 2:視響詩に即いて
音響詩というものをご存知の方も多いかと思います。
ダダの作家フーゴー・バルが有名ですが、音響詩とは言葉の意味要素を棄て、その音声要素のみでの精神への働きかけを目指した運動だったと考えている。
その原型として、古代から酩酊・トランス状態でのグロッソラリー(呂律の回らないうわ言、マジナイ)があった。
それを踏まえて、現在私の目指すのは、音韻の導きによる半ば意味を剥奪された文字列による、視覚から精神への働きかけを行える詩である。
それは視覚詩とは別の理論や技法が必要になると思われる。今後も色々勉強が必要だ。
完成したら「視響詩」と名付けたい。

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