情けは人の為ならず。/腰抜け若鶏
 
情けは人の為にかけるのではない。

もしも自分が窮地に陥った時、
人から情けをかけてもらう為、
自分の為に他人に情けをかけるのだ。

そんなの当たり前だと人は笑うかもしれない。
けれどこの法則を知らない人がこの世界にはどれだけ多いことか?

ことわざ、格言の類は社会学に通じるものが多い。
ちょうど星占いが天文学に通じているように、
錬金術が科学、小説が人間学に通じるように。

多くの人は恐い、恥ずかしい、良心が痛むといった理由で
その行動が知らない間に何者かによって制限されている。

自分の中にしっかりとした理念があって、
責任を自分でとるのなら、
そんな制限突き破ってしまえばいい。

自由を得ると同時に保護も失う訳だから、
決して楽な道ではないのだろうが。
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