疼き/
KEIKO
耳たぶがジンジンする
数時間前に私を昂ぶらせた痛み
甘い痛みで身体が疼きだす
あなたの猟奇的な振る舞い
肌に立てられた牙
その全てが私を昂ぶらせる
首筋の痣よりも
乳房の歯形が愛しい
皮膚の下から流れ出るのは
血液じゃなくて牛乳かもしれない
その全てを飲み干して
背中をトントンしてあげるから
私の香りのげっぷを聞かせて
もちろん
耳元で
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