「男の死 」/do_pi_can
 
オンの戦士,
大日本帝国陸海軍の戦士と同じ,
戦士であった。
彼を戦士でないと言う奴の口は,
私が,オイルを滲み込ませた特大の布で封じて,炎で焼いてやる。

彼は,闘った。
そして,楽しんだ。
笑った。
泣いた。
生きた。
それが,戦士の証だ。

戦士であるための条件,
それは,一人の人間であるかどうかだけである。

彼は,人間だ。
そして,彼の中には,彼だけの大きな宇宙があった。
死は,心臓の停止だが,
同時に,一つの宇宙の崩壊だ。

たまたま,私に近い存在なので,
私は,文章にして,悲しんでいるだけだ。
それ以外の,多くの死。
一つ一つが,戦士の死,
そして,宇宙の崩壊。

死して,魂は,天翔けるか。
それは,自身の天空であるか。


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