弔い/
 
は進むたびにまた欠けていきますさい
げんのふちに濡れたかげろうのこえをみつけ
ました喉笛はどこに、あるのでしょう発され
る、ことばが見えない は、じめからどこに
もなかった の、かも しれないカ ーブが
削れてい、きます ことば、が 見
えませ、ん 見えずに呼んで、いる
の です、か か、らだ からだの
な まえを、呼ぶ こえ
暮れて、いく、
の に         わたしたちもっと
さわりあっていたかったさわるたびにわたし
たち軋んでせかいじゅうのたいようがひとつ
ずつ暮れていくのを数えたもっとはだかでい
たいなあきみとはだかでいだきあっていたい
さいごのたいようが
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