睡魔/駝鳥
 
私は私の中で静かに萎えていく君を観ているのだった
それはあまた居る私の一人に過ぎないけれど

私を護ろうとしているのでしょう・・・?

私は私の期待に応えない私を踏みつけて明日へと行かねばならない
少なくともそう言う時間軸しかここにはない

座り込んでいる子供の首根っこを掴んで
もはや説得する季節は過ぎ去った

これはどこからくるのか
私の動悸私のざわつき私の血流

けっ 無意味だぜ
上等上等

さぁリセットして神を口説きにかかろう
どんな匂いがする?

沈黙を壊す一個の電子が遊び出す

浮遊する私の躰を観て 観て 観て
_akai_ウサギの眼差しで…


(2005.8.15)
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