夕暮れ/なごまる
家路をいそぐお父さん達が
バイクに跨って知らない街にやってきた僕を
少しだけうらやましそうに見てる気がした
だから僕はかっこつけて
夕暮れの空を見上げてたんだ
そんな街の交差点だったんだよ
君と出会ったのは
となりの彼氏はいい気分で歌っているのかい
まあ 君みたいな子をナビシートに乗せていれば
誰だって歌いたくもなるさ
僕が口をパクパクさせて
彼のものまねをしたら君は微笑んでくれたね
その笑顔が とてもうれしかったな
信号が青にかわったらさよならだけど
僕の旅はまだ始まったばかりさ
夕焼け色の思い出に
(2002・早春・旅先で)
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