たくさんの夕立/美味
 
鉛色の曇り空が
たくさんの弾丸を
地面に向けて打ち込んでいる
そして騒がしく
たくさんの人間が
あるかもしれないモラルを忘れて
たくさんの人間が
少ししかない場所を埋めていく

傘を持たない私は
夕立が過ぎるまで軒下で
明日からの連休のことばかり
考えているというのに




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