恋の話1/
瀬冬翼流
君が好きだ
それしか言えない
ストレートにしか言えない
君が欲しいと
君の傍に居たいと
それしか言えない
他の言葉が出てこない
僕の願いはたった一つしかないから
それしか言えないんだ
砂糖なんて物の甘さや
ミルクの生ぬるさなんて僕は苦手だからね
太陽の下でわずかに微笑んだ君を見たら
口説き文句なんて緊張して言えないよ
ドキドキと鼓動がするんだ
吐きそうになるくらい眩暈がするんだ
初めて出会って目が合った瞬間から
ずっと止まらないんだよ
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