最後のカメラ/
loveondesk
君を撮りたい
その息遣い
真面目な顔からぺかっと笑うところ
拒絶のない空気
軽く頷くしぐさ
写真映りを気にするけれど
平面だけじゃ足りないだけ
君の喜怒哀楽
君の生きた時間
君の上下左右裏表
全てを表現したい
全てを保存したい
だから君を撮るには
僕がカメラになるしかない
アナログでもデジタルでもなく
僕が君を焼き付ける
僕の全身に焼き付ける
僕が最後のカメラ
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