惑いの夜につぶやく/山崎 風雅
 

 別れぎわ手を振り笑顔で振り返る 独り残り火抱きしめての帰路

 人並みに生きる力が無いが故 淋しき夜にともだちの数数える

 苦しみは会えずに淋しさつのる夜 貧しき心を抱いては眠れぬ

 異国での出会いは僕の宝物 遠くで幸せ願う日々

 突然の嵐に怖れて気を休めぬ 美味しい食事と安らぎの睡眠

 得意げに書いた詩作は評価なし 気楽に綴ろう心休まるまで





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