ストリッパー (2)/ベンジャミン
夜のネオンきらびやかな街の一画
あのストリップ劇場で出会った君に
僕はもう一度会いたかった
七色のミラーボールの下で
ピンクのランジェリーは様々に色を変え
君の肌もそんなように輝いていて
三万円で君を抱けると言われて
別の部屋に案内された僕に
君はそれ以上に眩しかったんだよ
「あの・・・ 俺、そういうんじゃなくて
あの・・・ 俺、淋しかっただげだがら」
だから
僕はまた三万円を握りしめて、あの
ストリップ劇場に行ったんだ
客引きの兄ちゃんに引っ張られて入った
そこにもう
君は居なかったんだよね
がっかりしてそのまま
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