雨に素粒子/a.u.i.
雨に素粒子を見た
なぜか悲しくなりたくて
傘の柄におでこをあてる
眠りにつきたい、
3.141.........
愛と同情は天秤にはかけられない
もうそういうの、したくないな
私がしなくなったら成り立たない人たちがいて
その人らは多分泣くだろう
悲しみは天秤では量れないよ?と言ったら
今度はみんな泣くだろう、
.....592.............
言いたいことなんてすでにない
私が物になるそのとき。
何も憎くはない
『八時、駅に、』
開かれた冷蔵庫、重低音
そんな音して泣かないで、
ただいま
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