よい/
蒼木りん
酔いを纏って眠るのは
魂を浮遊させるため
寒くて
暗くて
独りぼっちで
身体が重い
気が沈んでいく
淋しいと
素直に思えない
幻のぬくもりに夢見て
それなら
ひとりでもまだ
平気でいられる
わたしはわたし
まだ
そう思っていたい
ひとりで酔い
君と
ふたりなら尚更
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