いちめんのなのはな/
広川 孝治
一面に菜の花広がる河川敷
暮鳥の歌をひとりつぶやく
はなびらに光をいっぱい浴びながら
どこまで続く黄色い海よ
歩を進む
黄色い波をかきわけて
我が身よ輝く色に染まれ
みどりごの頬撫でるよな陽ざし満ち
ただゆるやかに菜の花揺れる
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