孤独/
たまむし
私が死んで私はどこに帰ろう…………………。
私が堪らなく哀しいのは
魂の孤独。
現世の孤独とは全く違い
底知れぬ 言いようもなく 冷たい魂が浮游するのです
死して尚 生きるものだとしたら 魂の孤独はいけません。
あなたが切った紅い糸口は痛くて堪らず
あなたから受け取った千年の孤独は 滴る血です
人間に生まれ変わらぬよう
耐えて…堕ちて…忍んで行かねばなりません
もう二度と人間の孤独を抱かぬように
耐えて…堕ちて…忍んで行かねばなりません
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