yuruiharu/本木はじめ
まばたきを見せて抱きしめ合うよりも深くこころがえぐられるほど
きみはもうぜつぼうてきにうつくしい蝶をころさなければならない
スカートで来てよまばゆい太陽の下でグランドピアノも白い
もうきみは夢にも現れないんだねカボチャ畑で目覚めた朝に
眠そうな目を見開いて何のため生まれてきたかわかろうとして
朝はもうゆびの隙間のひかりなのどうにもできないこともあるから
明け方の闇で見つけるペンしかし今度はノートがゆくえふめいで
噴水は真っ逆さまに空に落ち体験してもいない思いで
明け方の闇で見つけるペンしかし今度はノートがゆく
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