逢えたら握手/Keico
 
薄暗い部屋の窓に
雨粒と風がぶつかって
音を奏でている

貴方はさっきから
弦を弾いて
膨らんだ音に声をのせて
随分幸せそう

届かないよ まだ
歩いていく先に貴方がいるかもわからなくて
それでも気づけば私の想いは

*聞こえているよ いつでも
暗くなった部屋にあたたかい灯り
いつだって貴方がいた
気づけば手を伸ばしていた

少し湿った窓の外
滴る雫は輝いて
音を鳴らし落ちていく

貴方はさっきから
照らされて
うつむいて
随分恥ずかしそう

届きたいよ 早く
歩いていく先に貴方がいなくなったとしても
それでも気づけば私の中に

*くりかえし

距離は感じない
そう思わせる貴方の音
染み渡ってく唄
私の中にある唄

聞いているよ いつでも
届いて欲しいと願ってるよ
湿った心に南風
いつだって貴方がいた
気づけば唄っていた
涙をこらえていつか逢えたとき
私は手を伸ばすよ

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唄用
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