いろ/
 

世界に色なんて ものはない
光の反射がもたらす 感覚

世界に色がなくなったら どうなるのだろうか

新月の夜のようになにも見えなくなるのだろうか

それとも古びた写真のような世界になるのだろうか


世界にいろがなくなったら
            絵の具で世界を塗ろう


世界を染めて名前をつけよう
花びらに色をつけよう
涙に色をつけよう

太陽に
空に
草に
火に
土に

好きな色を塗ろう

そうすれば きっと 世界がもっと楽しくなるはずだ。

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