集い/アシタバ
るのはまたの機会にすればいい。
誰かがそんなようなことを述べたみたいだった。
いずれにしろ申し分なくくつろいでいた。
ある顔が見えなくなって、別の顔に入れ替わったりもしたが、
そのくつろぎが乱されることはなかった。
やがて私がその場を辞すことになり、
その頃にはもとの顔は殆どなかったが、
知人たちはほんのひと時の別れだというように
簡単な会釈で合図した。
確かにまた会うことになるだろう。
永遠の尽きたあとの別の永遠のなかで。
外に出るとすっかり夜になっていた。
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