歴史の転換点/竜一郎
要です。国家として“外部の敵”“内部の英雄”ほど国民を先導できるものはないのですから」とも語っていた。
その後、日本人が帰国する際、バスに乗った彼らを韓国人の子どもたちは集まっていろいろな言葉を投げかけていた。議論をしあったけれども、相手を嫌いになったわけではないというところに少し驚いた。
企画者の矢嶋さんは、彼らにこうアドバイスした。「ピース・ロードはピース(平和)という名前はついていますが、対立関係であるということを認識する場だと、私は考えています。それで、討論という形で感情的なぶつかり合いが出てくることは構いません。むしろ、そういった場面において、皆さんは現状が対立関係にあると
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