歴史の転換点/竜一郎
などといった、日本をなじる落書きが記されていた。それを見た学生の一人が「小学生とかは日本の知識がない状態でこれを見せられる。日本嫌いになるのは決定している。だからって何もいえないけど、どうかとオレは思う」と語った。
それを見てきた韓国の若者と、日本で教科書を通してだけ知った子ども、その落差がどれだけのものなのか。ボヨンさんは「私も何の理由もなく日本が嫌い。日本というだけでむかつくし」と答えた。
「歴史をみつめ、平和を目指す試みがなされる場所、ピース・ロード(平和への道)」にある「ナヌムの家」で語り合う日韓の若者たち。「被害者側としての側面を強調する韓国側に、日本側から、韓国の他国への
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