となりに/
umineko
となりに君をのせて
海沿いの夜をゆく
波は
そこにあるのに気づかない
君はたぶん
空気で出来ていて
誰の目からも見えないけれど
見失いそうになるとき
君をのせて夜をゆく
ボクはたぶんひとりだろう
君も
たぶん
思い出は
助手席くらいがちょうどいい
夜は
どこまでも深く
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