陽のあたる場所/
RYO
はっとする。
突然眼の前の道がぼやけるんだ。
遠く先まで道を照らしていた光りが
一瞬何かに遮断されたように弱まるんだ。
トンネルに入った瞬間
視界が暗闇にうばわれるだろ?
まさにあの感覚なんだ。
そしてかすかな光りに向かってはしる。
出口に向けどんどん光りは大きくなる。
トンネルを抜ける瞬間
僕たちは光りの輪をくぐりぬけるんだ。
その一瞬のために今を頑張れる。
陽のあたる場所に
僕たちはいつかたどりつく。
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