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真風 波太
ノスタルジア
いつもこうやって
桜がひた隠すものに手を伸ばして
節目を告げる煙を掴むと
光が彼らを追撃した
西に傾いた太陽は
尊大で
不吉で
鐘を左手で鳴らした
国が死んだあと
世界は荒野だ
鍵も壁も植物性だ
ベトナムで目を覚ました少年
カフェ・オ・レと命
どっちを掲げるんだい?
決まってるよという君の
素顔はアメリカン
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